近年、格安SIMの利用者が増えていますが、スマホとは違った条件があるため、事前のチェックが必要です。

●格安SIMの利用

格安SIMを利用する場合は、MVNO(仮想移動体通信事業者)が販売している格安スマホを購入するか、現在使用している端末に格安SIMを挿入して利用するかを選択することになります。

使用している端末がSIMフリーであれば、基本的にどのキャリアでも格安SIMを利用できます。

また、SIMフリーではなくSIMロックのかかっている端末であっても、ドコモ端末ならドコモ系MVNO、au端末ならau系MVNOのSIMを使えば利用可能です。

●SIMカードのサイズ

現在の端末を使用する場合は、SIMカードのサイズが合うか確認しなければなりません。SIMカードのサイズには以下の3種類があります。
・標準SIM
・microSIM
・nanoSIM

microSIMやnanoSIMが一般的であり、近年は薄型のnanoSIMが主流になっています。ちなみに、iPhone 7やiPhone 6sはnanoSIMです。

●SIMカードのタイプ

SIMカードのタイプは以下の3つになります。
・音声通話付きSIM
・データ通信+SMS機能付き
・データ通信専用

データ通信の料金は、1GBの高速通信プランで500円を切るようになっています。

当然、シンプルなデータ通信専用タイプの料金が一番安くなっていますが、SMSが使えないと、オンラインサービスにおける認証のためのSMSメールの受信ができません。

従って、オンラインサービスを利用する場合は、SMS機能の付帯されているSIMが必要です。

●データ通信量の選択

格安SIMでは、自分のニーズに合った月間のデータ通信量のプランを決めなければなりません。従って、現在の端末でどのくらい使用しているのかを確認しておくことが必要です。

データ通信量は各キャリアのマイページから履歴を確認できます。

●格安SIMのデメリット

格安SIMは通信料金が大幅に安くなりますが、反面デメリットもあります。

1.通信速度の低減

MVNOは大手キャリアの通信回線を一定の帯域だけ借りています。そのため、利用するユーザーが多くなる時間帯(昼休み、終業後など)は、通信速度の低下する傾向があります。

2.通話代金の高額化

大手キャリアからは国内通話が定額になる「かけ放題プラン」が提供されていますが、格安SIMにはかけ放題プランがほとんどありません。格安SIMは原則として、30秒当たり20円の通話料になっているため、頻繁に電話をする人には格安SIMは適しません。

ただ、1回当たり設定時間内の通話であればかけ放題になったり、一定時間に達するまで定額だったりするプランを提供している格安SIMもあります。

また、LINEなどの無料通話が使えるなら、通話料金自体がかかりません。

3.無料Wi-Fiの利用が限定

MVNOでは無料Wi-Fiサービスを提供していない事業者が多くなっており、外出先でのデータ通信量の節約が限定されます。

4.支払いはクレジットカード決済のみ

格安SIMの料金の支払いは、原則的にクレジットカード決済となります。口座振替やコンビニ払いといった支払い方法は選択できません。